金山組 第一回
さっそくですが先日、金山組のテストメイクにお邪魔しました。
金山組のスタッフと現在専門学校で特殊メイクを学んでいる田中樹さんをお招きしました。
田中樹さんは小さい頃から製作が好きで、中学時代に自分の部屋を本格的に造形を学べる空間にし独学で勉強していました。現在は彫刻やペイント、専門学校では特殊メイクや特殊造形を学んでいます。
今回は、田中さんのレクチャーのもとテストメイクが行われました。今回メイクをしてもらう俳優の谷口恵太さんの顔が段々白くなっていきました。
最初はゾンビというよりも、”白塗りされた谷口さん”でしたが、そこに色が加わる事により 突如そこにゾンビが現れたのです!
田中さんは次々に塗り方や色の使い方などを教えながら谷口さんの顔をさらにゾンビにしていきました。
メイクが終わり次第、谷口さんは初めて自分の変化した顔を見ました。変化した自分の顔に少し笑みをみせています。
彼は、ゾンビになってから箒をもって掃除をしたり、外を歩いてみたりと面白い行動をしてくれました。『アンシャン=レジスタンス』でもこのようなゾンビの面白い行動が観れるのでしょうか。今から心が高まっていきます。
その後メイクは直ぐ落とされ、そこにはいつもの谷口さんがいました。メイク後の彼に感想を伺ってみたところ
「白塗りだけならあるが、特殊メイクは初めてでした。最初に緑の顔のゾンビをした時は、俺ってやっぱりかっこよくはなれないんだなと思った(笑)
白塗りゾンビは、これは完全に俺ではないと思った。」
と応えてくれました。
ちなみに、どちらの色のゾンビがいいか伺うと
「愛着がついたのは、緑。島はまだ見た事もないが、あの緑の俺なら島にいそうだなと思った。」
と応えてくれました。一方金山監督は
「まだまだ納得いかない。テストメイクを重ねていき、観客も満足するようなクオリティにします。」
と応えてくれました。ちなみに、監督にもどちらの色がいいかを伺うと
「緑のゾンビのがいい。ゾンビというのは昔から緑が僕の中で強かったんですよ。
だから最初この映画を撮ろうと思って、そのゾンビの顔をおもったら、まず緑でしょ。そこは外せないなということで、緑です。
あと、マンガっぽいゾンビにしたい。」
と応えてくれました。
金山監督は昔からゾンビが好きで、大学二回生からゾンビ映画を撮影し続けています。
この強い気持ちが、今年のゾンビ映画のクオリティーを一段と上げてくれそうです。
筆 中田
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初投稿が出遅れてしまい申し訳ありません
まず一作目は 金山豊大監督 作品『アンシャン=レジスタンス』 です
今回は島で撮影する前のテストメイクの様子をお伝えしてくれました
現在伊勢で撮影の真っ最中です!
また毎日新聞さんに取材された際の記事が載っております↓
http://mainichi.jp/articles/20160811/ddl/k24/100/106000c
金山組担当筆者の中田も金山組メンバーと仲が良く、準備段階から撮影まで密接に関わっているので
ただ取材するだけでは見れない部分を見せてくれると期待しております!
次回は宝来組『ランジェループ』を掲載します!
管理人